The Year of Magical Thinking の書影

悲しみにある者

The Year of Magical Thinking

Joan Didion(訳: 池田年穂)

あらすじ

愛する者の死は、突然、訪れる。 長年連れ添った夫、ジョン・ダンの突然の死。 生死の淵を彷徨う、一人娘、クィンターナ。 本書は、一人の女性作家が、夫を亡くした後の一年間と一日を描くノンフィクションである。近しいひと、愛するひとを永遠に失った悲しみと、そこから立ち直ろうとする努力についての心の物語である。 ジョーン・ディディオンは、夫を亡くした後の一日一日を、時に率直に心情を吐露し、時に冷静に自己と周囲とを観察する。フラッシュバックのように回想が挿入されるかと思えば、文献渉猟の成果が生のまま紹介され、脳裡に甦るさまざまな詩や小説や映画に慰められるかと思えばクィンターナを巡っての医師との攻防がシニカルに描かれる。 いずれ誰かを失うことの意味、他者の死を悼むことの意味を深く問いかける本書は、 ディディオンの筆力にテーマの普遍性も相俟って、2005年度の全米図書賞も受賞し、 全米大ベストセラーになった珠玉のノンフィクションである。

出典: openBD

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単行本慶應義塾大学出版会 ・ 2011年 ・ 訳: 池田年穂
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